失敗しない!英語習得の留学での国選びのポイント5つ

留学をするときに、大切なのが国選びです。しかし、選択肢がとても多いので、どこを選んでいいか分からないですよね。
この記事では、留学先を選ぶときのポイントを紹介します。
目次
国選びのポイント1:気候から国を選ぶ
留学では、基本的に決めた土地に、長く滞在することになります。そのため、自分にはどのような気候が合っているのかを考えることは大切です。
たとえば、温暖な気候が好きであれば、以下のような留学先があります。
- フロリダ(アメリカ)
- ロサンゼルス(アメリカ)
- ケアンズ(オーストラリア)
- フィリピン
- マルタ
反対に、寒冷な気候が好きであれば、以下のような留学先があります。
- イギリス
- カナダ
- ニュージーランド
- アイルランド
カナダの中でも、バンクーバーは比較的温暖な地域なので、雪が降ることはほとんどありません。バンクーバーは、雪よりも雨が多い土地です。
ニュージーランド北部は、暑すぎず寒すぎず過ごしやすい気候で、雪は降りません。一方で、ニュージーランド南部は、寒冷な気候で冬は雪が降ります。
イギリスやアイルランドは、晴れの日が少なく、曇りや雨なことも多いです。
国選びのポイント2:趣味や挑戦したいことから国を選ぶ
スポーツやダンス、料理、ヨガなど、留学は英語を勉強するだけでなく、様々なことを学ぶ場にもなり得ます。
自分の趣味や、現地で挑戦してみたいことがある場合は、やりたいことができる土地を留学先に選ぶのも1つの選択肢です。
留学では勉強も大切ですが、勉強だけというのは、もったいないです。現地で習い事などに挑戦することで、英語力も向上します。学校で学ぶ英語は、ほんの一部なので、授業以外で英語を使うことがとても大切です。
どのようなアクティビティや、習い事が楽しめるのかをまとめました。
- アメリカ:ダンス、ヨガ、メイク、マリンスポーツなど
- カナダ:ダンス、ヨガ、ウィンタースポーツなど
- イギリス:フラワーアレンジメント、ファッション、アフタヌーンティーなど
- フィリピン:マリンスポーツ、ゴルフなど
- オーストラリア:マリンスポーツ、バリスタ、ネイルアートなど
- ニュージーランド:ラグビー、乗馬、ワインなど
アメリカは広いので、地域によって楽しめるアクティビティが異なります。カリフォルニアやフロリダでは、マリンスポーツが楽しめます。また、ロッキー山脈のあるコロラドでは、ウィンタースポーツが盛んです。
カナダは、都会でも緑が多く、ヨガに最適な場所なので、ヨガが盛んです。余談ですが、世界で人気のヨガウェアのブランドである「lululemon」はカナダ発祥です。
イギリスでは、アフタヌーンティーなどのイギリス文化を本場で学ぶことができるという点が最大の魅力だといえます。
フィリピンでは、他の留学先とは違い、スポーツのほかにも、孤児院でのボランティアや幼稚園でのボランティアに参加することができます。現地の子供たちのふれあいも良い経験になるでしょう。
オーストラリアでは、自然が多いということもあり、サーフィンだけでなく、ボディーボードやスキューバダイビングも楽しむことができます。また、カフェが有名なので、バリスタなどの習い事も充実しています。
ワインというと、フランスというイメージがあるかもしれませんが、実はニュージーランドもワインに力を入れています。ちなみに、ニュージーランド航空では、エコノミークラスでも様々な種類のワインを楽しむことができます。
国選びのポイント3:費用から国を選ぶ
留学をする上で気になるのが、やはり費用です。そこで、それぞれの国の1年間の大体の留学費用をまとめました。
- アメリカ:50万~250万(授業料)、約100万(滞在費)、約100万(生活費)
- カナダ:90万円~240万円(授業料)、70万~90万(滞在費)、約20万(生活費)
- イギリス:42万円~130万円(授業料)、90万円~130万円(滞在費)
- フィリピン:約230万円(授業料、滞在費、生活費込み)
- オーストラリア:約75万円(授業料)、約77万円(滞在費)
- ニュージーランド:約120万円(授業料)、60万円~84万円(シェアハウス)
- マルタ:200万円~250万円
渡航費やビザの申請費、保険料は含まれていません。滞在費は、町の中心部に住むか、中心部から離れたところに住むかで費用が変わってきます。また、滞在費をできるだけ抑えたいのであれば、シェアハウスにした方が家賃の支出を減らすことができます。
アメリカの生活費には、娯楽や交際費は含まれていません。交通費や携帯代などの最低限の生活費のみなので、実際にはもっと多く費用がかかります。また、アメリカでは学生ビザの場合は、収入を得ることはできません。
カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの場合は、ワーキングホリデービザで働くことによって、多くはありませんが収入を得ることができます。そのため、留学費用を抑えることにも繋がります。
英語圏の中では、ニュージーランドが比較的物価が安いです。
マルタは、最近人気が出てきた留学先ですが、留学にかかる費用が安い国の1つです。マルタは、ヨーロッパの国ですが、物価が安いです。日本人の割合が低いので、日本人の少ない土地で英語を勉強したい人に適しているといえます。
フィリピン留学では、寮生活ですが、食事もついてくるところが多く、滞在費の中に含まれています。
人気の留学先の費用を見てみましたが、やはり圧倒的に安いのはフィリピンです。とにかくお金がないから、費用を安くしたい場合には、フィリピンを選ぶといいでしょう。
国選びのポイント4:アクセントや文化などから国を選ぶ
自分の学びたいアクセントがある場合は、そこから国を選ぶのも良いでしょう。たとえば、イギリス英語を学びたいというこだわりがある場合には、イギリスを選ぶのが良いといえます。
多くの中学校や高校では、アメリカ英語で教えていることが多いです。そのため、中学・高校で習ったような英語で学びたい場合には、アメリカやカナダを選ぶと良いといえます。
国選びのポイント5:ビザの手続きの特徴から国を選ぶ
ビザの手続きにもそれぞれの国で特徴があります。そのため、ビザの手続きの特徴から、留学する国を選ぶことも1つの方法です。
- アメリカ:週18時間以上クラスがある場合、留学期間に関わらず学生ビザが必要
- カナダ:6ヵ月以上語学学校に通う場合は学生ビザが必要
- イギリス:6ヵ月までの STSV up to 6 months ビザ・6ヵ月~11ヵ月までの STSV up to 11 months ビザ・12ヵ月以上滞在可能な Tier 4 ビザ
- オーストラリア:オーストラリア政府に認定されている語学学校にフルタイムで3ヵ月以上通う場合、学生ビザが必要
- ニュージーランド:3ヵ月以上語学学校に通う場合は学生ビザが必要
- フィリピン:半年ごとに更新の特別就学許可証(SSP)が必要
フィリピンでは、30日を超えて滞在する場合、ビザ延長の手続きが必要になります。
ビザの手続きは、手間がかかります。長期留学のみを希望している場合は、ビザの手続きは避けては通れません。しかし、そういった手間をかけたくない人は、ビザが必要のない範囲で留学することも可能です。
最後に
この記事では、英語習得のための留学での国選びのポイントを紹介しました。
今回紹介したポイントを以下にまとめました。
国によって気候にも特徴があるので、自分に合った気候から国を選ぶ
趣味や挑戦したいことができる環境から国を選ぶ
費用面から国を選ぶ
学びたいアクセントから国を選ぶ
ビザの条件から国を選ぶ
このようなポイントを考慮することで、国選びで失敗してしまう可能性を低くすることができます。自分に合った国で貴重な経験をたくさんしてくださいね。