第二の人生は海外で?!シニア留学のタイプ別費用とメリットデメリット

最近は若い方だけでなく、会社勤めを終えた、あるいは子育てなどを終えた50~60代の方が海外留学するという「シニア留学」に関心が集まっています。
最近のシニア世代には体力的・経済的に余裕のある方も多く、第二の人生を海外で過ごす方が増えています。
- 退職後、幾度か旅行に出かけたけれどだんだん飽きてきた
- 何か新しいことを始めたい
- 若い子頃に叶えられなかったことに挑戦したい
などという方にはシニア留学がおすすめです。
現地の生活になじめるかということや周りの人とうまくやっていけるかということなど不安要素もありますが、同じくシニア留学している同世代同士で異文化コミュニケーションをとることができます。
また、現地で違う世代の留学生と交流を行うことで新しい価値観に触れて、価値観の幅が広がるかもしれません^^
目次
シニア留学のメリット
シニア留学のメリットは時間に余裕があることです。
海外でゆっくりと学びながら同時にバカンスを楽しみ、今まで自由にできなかったことやチャレンジしてみたかったことを始めるとても良いチャンスになるでしょう。
海外生活なんて若いころには時間やお金の余裕がなくて行けなかったけれど、子供が独立して自由な時間ができたので留学したい!というシニアの方は確かに増加しています。
海外では様々な活動を通じて日本の日常生活ではあまり交流のない外国人や若者層とも交流を持つこともできます。
この交流において、シニア層がこれまで会社勤めやママ友交友等で培ってきたコミュニケーションスキルは自身で思っている以上に最強なんですよ!
また、シニア世代は若者世代と比べて人生経験が長いので、恥ずかしいと思ったり動揺したりすることが少ないように感じます。
そして、日本の生活水準がまだ発展途上だった時代に生きているので、海外という日本とは違う環境でも「上手に工夫して生きる術」を持っている点も若者層にはないシニア世代のメリットなのかもしれません。
シニア留学は、これまでの人生経験を活用して第二の人生を豊かなものにするのに最適な道のように感じます。
シニア留学のデメリット
ただ、すべての人が大胆で積極的な性格を持っているわけではありませんよね?それはシニア世代についても同じことが言えるでしょう。
本人の性格上、自分から若者の輪に入っていくことに難しさを感じたり、人と仲良くなるのに時間がかかるといった場合には孤立しがちになる場合もある様です。
ただ、シニア留学を考える方は元々「一人でも留学しよう!」という強い意気込みを持った方ですので、たとえ一人でいたとしてもそれを寂しいと思うかどうかはその人それぞれだと思います。
その他として、持病などがある場合には注意が必要です。
医療機関や医療水準などはその国ごとによって違いますし、保険適用のない国もあります。
もし体のことが心配なのであれば、日本と同等の医療が受けられる医療先進国を選ぶといいかもしれません。
また、食べられないものや内服薬などがある場合には事前にホストファミリーに伝えておくことや、英語のおくすり手帳や診断書を渡航前に準備しておくことをおすすめします。
シニア留学でできること
現地の語学学校で学ぶ
語学の勉強を目的とした留学であれば、現地の語学学校で学ぶという方法を一番に思い浮かべると思います。
世界各国から集まった国籍も年齢も人種もバラバラの留学生の中で、新しい価値観に出会い見聞を広めることができます。
刺激のある環境でしっかり語学を学びたい方におすすめの留学スタイルです。
語学学校に通うことで同年代の方と知り合うチャンスもできますし、語学をみっちり勉強できるというメリットがあります。
英作文を自分で発表したり自分の考えを披露する機会も増えますので、語学の習得も早いでしょう。
お稽古留学
お稽古留学とは、これまでやってきた趣味やこれからやってみたい趣味などを海外留学で習得するというスタイルの留学です。
- ガーデニング
- フラワーデザイン
- 文学
- ワイン
- ヨガ
- テニス
- 乗馬
- ダンス
- ダイビング
- ゴルフ
- スキー
などの趣味を海外で習得することができます。日本でこれらの趣味を楽しんでいた場合には海外で本格的に学んでみるのもおもしろいかもしれません。
インドに行ってヨガを習うことや、イギリスに行って乗馬を習うのも今までにない楽しい経験になるでしょう。
すべてのカリキュラムに専門のインストラクターがついており、安心して学ぶことができます。
ただ、すべてのカリキュラムはすべて英語で行われますので、事前に英語を少し習得しておくことをおすすめします。。
語学+観光留学
語学以外にも、観光地を巡ることやいろんなアクティビティに参加したいという場合には、語学と観光のプログラムが一体となった観光英語コースをおすすめします。
観光英語コースは短期間の留学で滞在して休暇期間を利用して学びたいといった場合にはとても良いプランです。
週10~15時間語学の授業を受け、残りの時間は自由に観光や地域活動に参加することができます。
外国語も習得したいけど観光も楽しみたいという方にはおすすめのプランです。
海外ボランティア
今までに培った経験などを活かして地域活動に参加したい方には海外ボランティアもおすすめです。
自身の希望に合わせてボランティア先や活動内容、渡航先を選ぶことが可能です。
先進国では、環境保全や幼稚園ボランティアなどが人気ですよ。
東南アジア系の国では、清掃活動やストリートチルドレンの支援活動などもあります。
やる気さえあればだれでも始めることができる点が海外ボランティアの特徴です。
シニア留学の疑問に答えます!
留学先の滞在先はどうするの?
留学先で一般的となのは、ホストファミリーとして登録しているご家庭の家に滞在し生活を共にするというスタイルの「ホームステイ留学」です。
何か起こった時にはホストファミリーに相談できますし、ホストファミリーと日常的に英語でコミュニケーションするため、英語の上達にはぴったりな環境と言えるでしょう。
ただ、年齢を重ねた今、他人と長く生活するには人によってはなかなか難しい部分もあるかと思います。
また、場所によっては「コンドミニアム」や「学生寮」を利用する方法もあります。
ホームステイのような他者との生活には気を使ってしまうという方にはおすすめです。
ただ、ホームステイ先とは異なり食事などは自分で準備しなくてはいけないので、それを便利と見るか不便と見るかは留学するご本人の能力によると思います。
特にシニアの方に人気なのは「ホテル滞在型」の留学方法です。
日本であらかじめホテルを予約しておき、ホテルを生活拠点として留学生活を送ることができます。
他の滞在プランよりもお金はかかりますが、面倒な部屋の清掃をしなくて済むので、ある一定以上の生活水準でストレスが少なく海外生活を送りたいという方には人気の滞在プランです。
留学期間はどれくらい?
留学期間は人それぞれですが、いきなり長期間の留学は不安・・・という場合には、1週間~1か月の短期留学という方法があります。また、
- 昔行った国に行ってみたい
- 憧れだった地で生活してみたい
などの願望がある場合には、短期の休みを利用して海外留学をしてみるのはいかがでしょうか?
そして、そこでの生活を気に入りもっと長期滞在したい!と思ったら、次は長期留学プランにすることもできます。
もし短期留学でその国に馴染めなくても、短期でまた他の国での生活を体験してみて、どこの国や地域が自分に合うか探してみることも可能です。
期間を自由に設定できるのはシニア留学の大きな魅力の一つですよね^^
英語力が不安だけど大丈夫?
語学学校では受講者の語学力に合わせたクラス編成が行われているので、初心者の場合でも安心してクラスに参加することができます。
シニア留学では同じ世代の方が集まることが多いようです。そこで友達を作り、プライベートでも一緒に観光したり食事に行ったりできる友が見つかると海外生活もより一層華やぎます。
一方、海外の大学や大学院で専門分野を学びなおすのであれば学校が定める英語力の基準を満たす必要があります。
そこで、語学力の基準を満たせるようにまず初めのステップとして語学留学をして英語のスキルを向上させ、その次のステップとして大学や大学院を検討するのも一つの手段です。→セブ語学学校ランキング50!あなたに合う学校は・・・?
シニア留学の費用はどれくらいかかるの?
- どこの国に留学するのか
- どのくらいの期間
- どのような目的で渡航するのか
によってもシニア留学にかかる費用が大きく異なります。
【短期留学(1週間)約5~40万円】
語学以外にもカルチャー体験がある場合には、語学レッスンのみよりも費用がかかります。
【語学留学(1か月)約30~60万円】
1か月の語学留学の場合には、渡航費や滞在費の占める割合が大きくなります。
授業料はさほどかかりません。
【長期留学(1年)約200~500万円】
- 語学学校に通学する
- 大学や大学院で学ぶ
- 専門学校で資格を取得する
など、目的によって授業料に差が出ます。
【習い事・お稽古留学 約30~60万円】
習い事やお稽古とは別に語学学校にも通うのであれば、さらに授業料が追加されます。
1か月までの短期留学であれば100万円以下でも滞在できる場合も多くなっていますが、1年以上の長期留学になってくるとコストもそれなりにかかってきます。
語学学校の費用の他にも滞在費や渡航費がかかりますのできちんと把握しておくことは大切です。
また、宿泊先をホテルするとさらに費用がかかりますので総額はもう少し増えるかもしれません。
語学留学が安い国はどこ?
やっぱりフィリピン!
費用をあまりかけずに留学できる国としては「フィリピン」が人気です。
フィリピンは物価が安く、他の英語圏の国と比べて生活費の負担が少ないです。→セブ島2018年 最新物価情報!
アジアで唯一の公用語が英語の国なので、語学学校ではもちろんのこと、日常生活でも英語を話す機会は多いでしょう。
フィリピン諸島の中でも「セブ島」は人気のリゾートアイランドで、フィリピン留学において最も重要なエリアです。ある統計によると、約7割以上の留学生がセブ島に住んでいるようです。
ビーチリゾートが軒を連ねるマクタン島へはセブ市内から30分で行けますし、週末にはマリンスポーツを楽しむことも可能です。→セブのおすすめマリンスポーツ ―オスロブで神秘的な体験をしよう―
セブ島語学留学であれば、ひと月15万円程度から留学できる!
フィリピンのセブ島に語学留学をする場合にはひと月あたり146,000円から留学できますよ!
しかも驚きの「0円留学」というプランも存在するんです!→無料で留学?!セブ0円留学を経験した僕が感じたメリット・デメリット
マンツーマンの授業が中心となっていて、10段階の細分化されたレベルの中で自分のレベルに合わせた柔軟なレッスンを受けることができます。
初めてセブ留学を挑戦する初心者の方も安心して留学できると思います。
講師陣も充実しており、テストや面接のみで講師を採用するのではなく実践的な研修を通じて講師を厳選しています。厳しい試験に合格した講師陣が教えてくれるので、安心して授業が受けられるでしょう。
講師陣がしっかり厳選されているので、ハイグレードな授業を受けれることでセブ島に人気が集まっています。
注目すべき別のメリットは宿舎にあります!
フィリピン留学の場合には宿舎はマクタン島のリゾートホテルである場合が多いんです。
マクタン島のリゾートホテルに立地している語学学校であれば、高級リゾートに宿泊しながら語学留学ができるという魅力が詰まっています。
オーシャンビューの部屋から海を一望できたり、施設内のカフェテリアやプールなども自由に使用できるこので、日ごろの勉強疲れを上手にリフレッシュしながら滞在することができます。
ショッピングモールなどに近い立地の宿泊先であれば買い物に困ることもありません。
意外とこんな国々もおすすめ
「タイ」もフィリピンと同じく渡航費や物価が安いので、トータルの留学費用は欧米に比べるとかなり節約できます。
観光地として有名ですが、タイ語以外にも英語も学ぶことももちろん可能です。また、語学以外にも観光や習い事の種類も豊富です。
勉強だけでなくゆったりとリゾート気分も味わいたいのであれば「フィジー」や「マルタ」もおすすめです。
フィジーはオーストラリアなどと同じオセアニアの国ですが、留学にかかる費用は欧米諸国の二分の一から三分の一ほどです。
語学を学びつつ大自然の中を散策したりマリンスポーツを楽しんだりと、バカンスを堪能することができる点がフィジー留学の魅力です。
また、マルタはヨーロッパの中でも物価が安いので、アメリカやイギリスよりも安い費用で英語を学ぶことが可能です。
こじんまりとした国ですが、美しい地中海や世界遺産などもあり見どころは満載です!
渡航前に英語を少し勉強しておこう
シニア留学でも大切なのは、海外生活を円滑にするために事前に英語を勉強しておくことです。
何の準備もしないで行くと、マンツーマンレッスン自体が理解できないということも起こり得ます。
そうするとせっかくの授業がもったいないですので、高校レベルの文法知識を理解できるくらいになっておくことをおすすめします。
まとめ
今日はシニアの語学留学についてご紹介しました。
先進国は費用がかかりますが、物価の低いフィリピン・セブ島では安価なのにハイグレードな英語教育を受けることができます。
自由な時間を思いきり満喫して、第二の人生をセブ島で送ってみるのはいかがでしょうか?